2012年12月17日月曜日

イケパラ戦略マシンを組む

 24日(月)はイケパラにて、本年最後のレースが行われます。

 最後くらいは満足行く走りがしたいので、冷静なときにセッティングのコンセプトだけでも考える事にします。
 あくまで推測ですが、立体コースの最新トレンド(ウヒョー横文字!)は「キンキンに入れた電池にLD。車体は軽め、タイヤは小径若しくはローハイト」ではないかと思っています。以下はその解説。

■レーシングカーは軽くないとダメ
1.軽さが必要な理由
 レーシングカーは軽く作らなければなりません。
 なぜなら、同じ形状、同じ出力であるならば、軽い方が加速性能・減速性能・旋回性能の全てに於いて重いものに勝るからです。
 同時に部品点数を可能な限り少なくする必要があります。なぜなら、部品点数が少ないことは整備する際の手数が少なくなるからです。

 例えばフラットマシン。極限にまで軽量化されたシャーシ。極限まで抵抗を減らした駆動系。神憑り的な美しさです。
 フラットコースはその名の通りコースが平坦ですので、ジャンプ、レーンチェンジ等の体勢が不安定になる要素がありません。なので上記のような形態になっているのだと思います。
 一方、立体コースはジャンプ、レーンチェンジ等の体勢が不安定になる要素が多いので、コースアウト(CO)する要素が多いのです。なので、スピードを犠牲にしてでも確実に周回し、なおかつ出来るだけ速い速度で周回するようにしなければなりません。
 また、立体コースは各セクション単体をクリアできれば良い、と言うものでもなく、どの順番で課題が来るかによって、不安定になる要素が増減します。
ex1)
・連続コーナーのあとのTT(テーブルトップ):手前で減速しているので比較的入れやすい
・ロングストレートのあとのTT:スピードに乗っているので、入れるのが非常に難しい
ex2)
・スロープの後ストレート一枚でコーナー:非常に入れにくい
・スロープの後ストレート二枚でコーナー:割と入れやすい
といった例が挙げられます。
 以上の事から、立体コースは
①開催されるときのコースの要素を読み取る
②COしやすい箇所をピックアップする
③COしやすい箇所をクリアできる最速のセッティングをする
といった作業を1時間程度で行うことが求められます(※2)。
 また部品の取り外しにより挙動が変わる要素は出来るだけ少なくし、素早くセッティングできるようにしておく必要があります(※3)。

2.M4のセッティングについて
 M4のセッティングの流れとして
 ・スピード速くなる→COする→COしないようにする
のスパイラルアップ(マタ横文字!)が理想なのですが、「COしないようにする」の所でマスダンパーを付けたり外したり、という過程が出てきます。
 ここで変な方向に進んでしまうと、あちこちに重りを付けることになり、重量級マシンになってしまうのですが、これを走らせるにはHD等のハイパワー・モーターが必須となります(推測)。
そうなると重量級マシンは
 ①挙動が大層
 ②加速が遅い
 ③COしやすい
 ④COすると勢いが強いので破損する
等、結果的に「少々速くなった程度でリスクが増えたマシン」になってしまうのです(これも推測)。
その結果、総額1万円オーバーの親父マシンが息子のノーマル+αマシンに敗北を喫することになるのです(事実:経験者談)。
#もうなにやってんだか・・・・・

3.この章のまとめ
 上記のことから、立体コース攻略マシンは、
①強度を確保しつつ出来る限り軽量化を図る
②マスダンパー等の補機類は必要最小限の装着で最大の効果を生むよう厳選する
③可能な限り低重心化を図る
ことが必要だと考えます。
また、素早いセッティングや故障時のリカバリーを迅速に行うためにも、部品点数は極力少なくし、ばらす/組むが素早くできる組み方をすることが求められます。

※1:ホームズさんのブログ参照
※2:コースが当日発表の場合。ただし、常設コースであっても前日と当日、当日午前と当日午後ではコース状況が変わることが多いです。
※3:部品点数が多いと、様々な状況に対応できるというメリットがありますが、①設定変更するのに時間がかかる、②何がどう変わるのかわからなくなるという、デメリットもあります。

■モーターについて
 私がそこそこ結果出してるレースって、全部ライドダッシュ(LD)なんですね。ハイパーダッシュ(HD)とかマッハダッシュ(MD)は扱いきれないのです。そこでモーターについて屁理屈をこねてみました。

 COする原因は、立体コースの場合、7割以上が「速度超過」だと考えられます(推測)。
なぜならば、速度を落とすと完走する確率が高くなるからです。
しかしM4はスピードレース。速度負けしたときほど悔しくて仕方ないのも事実。
もう少し加速が良ければ!もう少しトップが伸びていれば!もっとコーナーが速ければ!

 あ の マ シ ン に 勝 て た か も !

と自分を過大評価してしまうモノなのです。
#勝敗の差は、見た目以上に圧倒的な実力差の結果なんですけどね。

速度を上げないとレースに勝てない。しかし速度を上げるとCOする確率が高くなる。
この相反する条件を如何に高い次元でバランスさせられるか。M4のみならずレーシングカーのセッティングのキモです。

私の実力では、HDやMDは速すぎて安定性と両立することができません。
LDでいかに平均速度を上げるかを追求した方が、好成績につながるのではないかと考えています。
#この辺りの考え方やウエイトの置き方は、レーサーによって異なります。

■結論
1と2の考察から、
 1.強度を確保しつつ出来る限り軽量化した車体構成
 2.マスダンパー等の補機類は必要最小限の装着で最大の効果を生むよう厳選
 3.トータルで可能な限り低重心化を図った車体構成
 4.モーターは扱いやすいLDを採用
 5.速度負けしないよう電池は毎回満充電
とすることが、ダメオヤジがチョイダメオヤジに生まれ変わるターニング・ポイントなのではないか!と思うのです。

皆様のご意見は如何?

追記:イケパラで片軸LD予約してたの忘れてましたわ。早よ取りにいかな。

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